先日、前々から気になっていた「Oculus Quest(オキュラスクエスト)」をついに購入しました!
VRゴーグル自体は数年前に体験したことはあるのですが、その後さらなる進化を遂げたスタンドアローン型のOculusということで、ポチっちゃいました。
コロナの影響で旅行も全然いけなかったので、その資金を充当。
でもおかげ様でこれまでに味わったことのない体験を享受できたので、大満足です!
今回は実際にOculus Questを開封するところから、その使用感について徹底レビューしたいと思います。
解像度やハンドトラッキングの精度、装着感、遊べるゲームや便利なアプリ、映像コンテンツなどを紹介します!
Contents
Oculus Quest(オキュラスクエスト)とは
「Oculus Quest(オキュラスクエスト)」は、最新のスタンドアローン型VRゴーグルです。
VRゴーグルの中にはPCやゲーム機と接続したり、スマホを装着して使うものもあるのですが、オキュラスクエストはその商品だけで遊ぶことができるオールインワンタイプとなっています。
スタンドアローン型VRゴーグルの最大のメリットは、高価なPCやゲーム機、スマホなどを別途用意する必要なく、これだけで遊べるという点。
機械音痴な人でも、PCのスペックや接続ケーブルの相性などを考慮する必要がないので、これさえ買えばOKです。
これまでは3Dofコントローラー(首の横ふり、縦ふり、回転)の3軸でのヘッドマウントディスプレイが主流だったのですが、2019年ごろから6Dof(上記に加え、首の前後、左右、上下も可動)が登場。
これにより、物陰からのぞき込んだりするような、複雑な頭の動きがVR上でそのままリアルに再現することができるようになりました。
このオキュラスクエストも6Dofとなっています。
オキュラスクエストの開封の儀
さて早速、注文したオキュラスクエストを開封していきましょう。
このようなボックスに入って、我が家へやってまいりました。
オープンすると、そこにはヘッドマウントディスプレイ本体とコントローラーが2つ。
充電ケーブルとアダプタ、単三電池2本、スペーサー、説明書2冊が入っていました。
こちらが本体
こちらがコントローラーです。
トリガーがそれぞれ2か所あって、さらに輪っかになった部分が指の動きを検知してくれます。
コントローラーの持ち方はこんな感じ。
噂によると本体よりも、このコントローラーのほうが技術的には高レベルなんだとか。
言われてみれば、コントローラーは素早い手や指の動きをトラッキングする訳ですからそうかもしれません。
本体はUSBケーブルによる充電式。
コントローラーはそれぞれ単三電池1本を使います。
(単三電池は商品に付属)
ではいよいよ、頭に装着してみましょう。
Oculus Questの重量と装着感
装着してみるとこんな感じになります。
外部の第三者から見ると、そんなにカッコ良いという感じではないですね笑
友人曰く、「自分が思っているよりダサい」とのことです。
まぁそんなことは気にしないでおきましょう。
上部と側面のベルトで頭のサイズに合わせて調節できます。
装着感はしっかりフィットしている感触。
頭をブンブン振っても振り落とされることは無かったです。
電源を入れて、まずはガーディアンを設定
では電源を入れてみましょう。
本体の電源はこちらのボタン。
長押しすると、、、
オキュラスのロゴが目の前に浮かびあがりました!
もうこの時点で興奮が抑えきれません!
そしてまずは、現実の世界での動作範囲を指定します。
体を動かすゲームなどもあるので、手や頭を家具などにぶつけないように境界線をまずは設定します。
これをOculusでは「ガーディアン」と呼びます。
本体を装着していると基本的に外の世界は見えなくなるのですが、Oculus Questには外部にもカメラが付いていて、この設定時には白黒で現実世界が見えます。
その状態で、自分が動ける範囲を指定。
トリガーを引きながらシューっと地面にラインを引く感じで、境界線を設定します。
だいたい2m×2mくらいの広さがあれば十分ですが、もうちょっと狭くてもゲームやアプリによっては問題ありません。
ちなみに、Oculusの境界線には「歩行モード」と「静止モード」があって、座りながらプレイしたい場合は「静止モード」に設定すればOKです。
(VRチャットやVRポーカーなど、足元を動かす必要のないゲームは静止モードでOKです。)
チュートリアルでOculusのVR世界を初体験
設定が完了してしばらくすると、チュートリアルがスタート。
オープニングムービーが流れ始めるのですが、いや、、、、もう何と言ってよいのやら。
とにかく凄いです!
360度、仮想空間で色々なことがおきます。
この感動をブログで伝えきれないのが悔しい。。。
しばらくオープニングムービーが流れて、その後、ハンドトラッキングを使ったデモンストレーションが開始されます。
最初にボタンの操作方法などを教えてくれて、そのあとはちょっとした遊びがあります。
これがまた楽しい!
ブロックをつかんで積み木のように遊んだり、紙飛行機を飛ばしたり、ラジコンを操作したり、ボールをパンチしたり、、、
コントローラーが指の動きをトラッキングして、物をつかむ、投げる、引っ張る、指で押す、殴るなど様々な動作をリアルに再現しています。
色々遊び終わると、オープニング用の簡単なデモ用ゲームが2種類プレイ出来るようになります。
1つはシューティングゲーム。
銃を手に取って、トリガーを引いて、動き回る的を打ち落とすというやつです。
これもまた360度の仮想世界でやると面白いんですよねー!
昔、ゲームセンターでタイムクライシスなどのガンシューティングゲームをよくやってたんですが、あれのリアル版です笑
首の動きに合わせて視線が自由に動くので、ほんとにその場で鉄砲を撃っている感じがします。
両手に1つずつハンドガンを持って打っているときは、まさにデビルメイクライって感じで楽しめます。
もう1つのゲームはロボットと一緒にダンスをするというもの。
スタートすると、目の前にかわいらしいロボットが現れます。
まずは握手を求められ、、、軽快な音楽と共にダンスがスタートします。
こちらの動きに合わせてロボットもダンスして、最後にはフィナーレ。
完全に仲良くなりました笑
不思議なもんで、ゲーム上のプログラムだと分かっていてもVRで目の前に現れると親近感が凄いんですよね。。。
これもっとリアルな人間だったら、、、凄いことになりそう。。。
とまぁこの辺でチュートリアルはおしまい。
好きなだけ遊んで、いつでも終了することができます。
Oculus Questのホーム画面
Oculus Questのホームはこんな感じです。
ドーム型の施設にソファや暖炉が設置されています。
めちゃくちゃ癒されます。
もうずっとここに居られそう。
コントローラーを画面の方に向けて、トリガーを引くと選択できます。
メニュー画面ではゲームや映像コンテンツの検索ができます。
Oculus Questのディスプレイ解像度
オキュラスクエストのディスプレイ解像度は、1,440×1,600×2枚(2,880×1,600)OLED(有機EL)となっています。
VRゴーグルの中ではかなり高いほうで、画質は全体的に素晴らしいものでした。
もちろん、まだまだ進化の余地はあるなーという感じもあります。
プレステでいうと今は1~2っていう時代感ですかね。
数年後には圧倒的リアルなVR体験が待っていることでしょう!
Oculus Questで遊べるおすすめゲーム
BEAT SABER(ビートセイバー)
こちらはOculusだけでなく、おそらくVRゴーグルの全体の中でも一番ヒットしているといっても良いくらい世界的に人気のゲームです。
両手にライトセーバーのようなものを持って、正面から迫りくるブロックを音楽に合わせてズバズバ切っていくリズムゲームですね。
めちゃめちゃ爽快感があって、体も動かすのでダイエットにも確実におすすめです。
CREED RISE TO GLORY
これはボクシングゲームですね。
私はデモ版しかプレイしていないのですが、正直めちゃめちゃ怖かったです。
デモでは伸長190cmぐらいの超マッチョなヘビー級ボクサーと対峙することになるのですが、、、
「あ、俺死んだな」
という感触を味わうことができます。笑
初めてプレイしたとき、リアルに膝が震えました。。。
しかし、もちろんゲームですから、要領を掴めば勝てますのでご心配なく。
ボクササイズ系のゲームなら、FIT XRというのもダイエットにおすすめです。
SUPER HOT VR
これまた面白いゲームですね。
一言で言うと、映画「マトリックス」の世界を体験できるイメージでしょうか。
刃物や鈍器、けん銃を使って敵を倒していくのですが、自分が動いているときだけ敵も動くという面白い仕様になっています。
物陰に隠れたり、壁からリーンして打ったりと、まさにリアルなガンアクションが楽しめます。
PokerStars VR(VRポーカー)
こちらは現在私がリアル友達とハマっているゲームです。
世の中にポーカーを出来るゲームアプリは山ほどありますが、これに勝るものはないでしょう。
配られたハンドをめくって覗く動作や、チップを放り投げる動作、プレイヤー同士の会話や仕草など、全てがリアル!
「本場のカジノでポーカーをプレイしたいけど、いきなりは怖い。。。」なんて言う方は、是非こちらをプレイしてみてください!
詳しくはこちら↓
VRチャット
これも私がしょっちゅうプレイしているゲームのひとつ。
いわゆるVRアバターを使って会話を楽しむゲームなのですが、リアルとはまた違った友達を作ったり、海外の人と交流することができるので、非常に楽しいです。
驚いたのは、プレイヤーの方々のお人柄!
私がプレイして間もないころ、色々と設定が分からず苦労していたのですが、親切な人が何人も私をサポートしてくれました。
日本人もたくさんいますし、それ以上に英語圏の人が多いので、英会話の勉強に確実になりますよ。
詳しくはこちら↓
Oculus Questで観られる映画・動画
Youtube
Oculus Questではゲームだけではなく、色々な映像コンテンツが楽しめます。
まず代表的なものとしてはYoutubeでしょうか。
従来の動画をホームシアターのような感じで見られるのですが、VRならではの特徴としては360度動画も見られるという点ですね。
例えば世界遺産の観光や、パラグライダー、スキューバダイビングなど、色んなものを見ることができます。
私が感動したのは、パリのノートルダム大聖堂の復旧の様子を解説した動画でした。
一度、火事で燃える前に訪れたことがあるのですが、現在は見ることができません。
その礼拝の様子をVRで再び見ることが出来て、あの時の感動が蘇り、涙が出ました。
Amazon Prime Video
映画を観るのにおすすめなのはやはりAmazon Prime Videoでしょう。
こちらもホームシアターのようなイメージで見ることができます。
わざわざプロジェクターなどを買うことなく、映画館のようなスタイルで見られます。
DMM
まぁこちらは知ってる人は知っていますよね。笑
アダルトなものを観たい方は、このアプリがおすすめです。
私も男ですから、もちろん見ました。笑
もうそれはそれは、、、凄いです!
現在はVR対応のタイトルもかなり充実してきているので、おそらくご満足頂けることでしょう!
アプリを立ち上げる度にパスワードを求めるようにも設定できるので、複数人で共有する際でも安心です。笑
DMM VRの動画視聴方法の詳しい解説はこちらを参考ください。
他にも、Oculusで楽しめる映画・動画アプリはたくさんあります。
詳しくはこちらの記事を参考ください。
Oculus Questを購入できる場所
Oculus Questは現在色々なところから買えます。
私はAmazonから買いました。
ちょっと高いのは高いですよね。
もし不安がある方はまずはレンタルしてみるというのも手かもしれません。
こちらのサイトからOculus Questを短期レンタル可能です。
これなら数千円なので、とりあえずは試してみて、納得してから買えば良いと思います。
Oculus QuestとRift sの違い
ここまでオキュラスクエストについて紹介してきましたが、Oculusにはもう一つ、Rift sというデバイスがあります。
(以前はOculus Goというものもあったのですが、現在は販売終了しています。Oculus Questの前世代版みたいなイメージです。)
Rift SはPCに接続して使うタイプのもので、スタンドアローン型(オールインワン)ではありません。
ゲームやアプリによっては、高性能なPC(特にグラフィックボード)が必要になってきます。
なので、もしそういったものを持っていなかったり、持ち運びして遊びたいといった場合には、Oculus Questの方がおすすめです。
厳密な違いについてはこちらの記事で解説していますので、参考ください。
参考記事
Oculus Linkを使えばQuestでもPCに接続して遊べる
じゃあOculus QuestはPCに接続してsteamのゲームなどをプレイできないの?というと、実はそうではありません。
QuestもPCに接続可能です。
Oculus Linkといって、USBケーブルでPCとつなげば、普通にRist S向けのコンテンツも楽しめます。
しかも、付属のUSB2.0ケーブルでOK!
実際に検証してみた記事があるので、こちらを参考ください。
このOculus LinkによってQuestはRift Sの能力をカバーしているので、個人的にはRift SよりもQuestをおすすめしています。
まとめ
オキュラスクエストの体験をレビューしてみました。
総括すると、
「オキュラスクエストめっちゃ楽しい!」
ですね笑
かなり荒っぽいまとめですが、もうこれに尽きます。
この新体験は是非、皆さんにも味わって頂きたい!
まぁもう少し詳細を書くなら、
・Oculusには「Lift S」と「Quest」の2種類ある。個人的にはスタンドアローン型のQuestがおすすめ。
・PCと接続(Oculus Link)も可能。なのでやっぱりQuestがおすすめ。
・Oculus Questでゲーム、映画鑑賞、ダイエット、ポーカー、バーチャル観光など、色々できる。全てが新感覚。
・VRチャットはまだまだ未知の世界。でも友達作りや英語の勉強もできる。もしかすると恋人も?
といった感じでしょうか。
こういうのって、聞いただけでは全然伝わりにくくて、実際にやってみないと面白さや凄みが分からないんですよね。
ちょっとでも興味がある方は、今買った方がいいです。
後悔はしません。断言します!笑
購入を迷っている人の参考になれば幸いです。